
英会話は独学でマスターできるの?
英会話を勉強しようと考えている方の中には、オンライン学習や英会話教室などを利用して、講師からノウハウを学ぶケースが一般的です。
しかし、近隣に英会話スクールがなかったり費用を抑えたいと考えたり、独学で英会話の習得を目指したい方もいるのではないでしょうか。
英会話を独学で始める際は、効果的な勉強方法やおすすめの教材を把握しておくことが大切です。
そこで本記事では、英会話は独学でマスターするコツを詳しく解説します。効果的な勉強方法からおすすめの教材まで網羅的に解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

英会話を独学で始める際のNG行動も解説するので、最後まで読んで効果的な勉強方法を実践しましょう!

英会話は独学でもマスターできる?

英会話は独学でマスターできます!
ただ独学で習得するには、自分に合った勉強方法を見極め、継続的に英会話を学ぶ姿勢が求められます。
英会話を独学でマスターしたい方は、下記のポイントを押さえておきましょう。
英会話を独学で勉強している人の割合
近年、英会話を独学で勉強している人が急増しています。
オンライン英会話を運営するイングリッシュファクターが英語の勉強をしている20代〜60代の男女98人を対象にアンケートを実施した結果、独学で勉強している方は81人、独学のみで勉強している方が56人もいました。

つまり、全体の82.6%がオンライン英会話や英語教材を活用した独学で英語を勉強しており、69.1%の方は独学のみで英語習得を目指しています。
英会話を独学で習得するメリット
英会話を独学で勉強するメリットは、下記のとおりです。
- 時間や場所を選ばず勉強できる
- 自分が求める範囲を勉強できる
- 学習費用を抑えられる
英会話スクールや留学には高額な費用がかかりますが、独学なら無料または安価な教材を使って自分のペースで学習できます。
また、学習時間も柔軟に調整できるため、忙しいビジネスパーソンや主婦の方でも続けやすいです。
さらに、下記のように多種多様な教材から自分に合った媒体を選べるため、性格やライフスタイルに合った勉強方法で英会話を続けられます。
- アプリ
- 動画
- ポッドキャスト
- 書籍
学習の自由度とコストパフォーマンスの高さが、独学のメリットです。
英会話を独学で習得するデメリット
英会話を独学で勉強する場合、下記のようなデメリットに注意しなければなりません。
- 間違った勉強方法を選択するリスクがある
- モチベーションの維持が難しい
- アウトプットする機会が少ない
独学で英会話を勉強する最大のデメリットは、「継続の難しさ」と「間違いに気づきにくい」ことです。
独学では、第三者に進捗をチェックしてもらえないので、自分でモチベーションを維持しなければなりません。
しかし、同じように英会話の習得を目指す仲間がいない環境では、モチベーションの維持が難しくなり、途中で挫折してしまうケースも少なくありません。
また、発音や文法、表現の誤りに自分で気づくのは難しいため、間違った知識が定着してしまうリスクもあります。
独学では「会話相手がいない」「実践の場がない」など、スピーキング力を伸ばしにくいデメリットがあるので、効果的な教材の選定やアウトプットの機会を取り入れる工夫が必要です。
英会話を独学で学ぶときのNG行動

英会話を独学で学ぶ際は、下記のNG行動を実践しないよう注意しましょう。
英語を日本語に翻訳して覚える
英会話の独学で気を付けるべきNG行動が、すべてを日本語に訳して理解しようとすることです。
初心者のうちは、意味を確認するために日本語訳を参照する作業も必要ですが、それが癖になってしまうと、コミュニケーション中に翻訳するプロセスが発生します。
英語を日本語に翻訳するプロセスが生まれると、コミュニケーションの反応が遅くなり、実践的な英会話力を鍛えられません。
英語のフレーズや表現をそのまま使えるように繰り返し聞いたり、声に出して練習したりして、英語のまま反応できる英会話力を養いましょう。
文法の勉強を優先する
文法の知識は英語学習において大切な基礎ですが、英会話においてはそれを「どう使うか」がより重要です。
文法ばかりを重視してしまうと、「正しく話さなければ」と意識してしまい、スムーズに会話を続けられません。
また独学では、完璧を求めすぎるとストレスになり、学習が続かなくなるリスクがあります。
最低限の日常会話に必要な文法を押さえたら、実際に声に出して使う練習に時間を割きましょう。
書いて覚えようとする
学校の英語教育では「書いて覚える」が主流ですが、英会話の習得には適していません。
なぜなら、実際の会話では「話す」ことが求められるため、聞いた英語を理解して返す「リスニング」や「スピーキング」の能力が重視されるからです。
書いて覚えるのは時間もかかり、非効率な勉強方法なので、実際に英語を話す練習や、ネイティブの発音を真似するシャドーイング、リピーティングなど、音声を使った学習を取り入れましょう。
自分の声で発音し、耳で音を確認することで、記憶の定着と実用力を高められます。
大きな目標を設定する
下記のように大きすぎる目標を立ててしまうと、モチベーションを維持できず英会話の勉強を辞めてしまうリスクがあります。
- 3カ月で英語をペラペラにする
- 半年で海外旅行でも困らないようになる
達成までに時間がかかる大きな目標設定では、途中で「自分は向いていない」と挫折してしまう可能性が高まります。
英会話を継続的に勉強するためには、下記のような実現可能で具体的な目標を設定しましょう。
- 1週間で10個のフレーズを覚える
- 毎朝10分だけリスニングする
小さな成功体験を積み重ねることで自信がつき、やる気を保ち続けられます。長期目標はモチベーションの源として確保しながら、日々の学習では短期的なゴールを意識してください。
英会話を独学で習得するための効果的な勉強方法

英会話を独学で習得したい方は、下記の勉強方法を実践しましょう。
インプットだけでなくアウトプットを重視する
英会話を独学でマスターするためには、インプットだけでなくアウトプットを重視することが大切です。
英単語や文法を覚えるだけでは実際の会話力は向上しないので、英語を実際に「聞いて理解し」「話して伝える」訓練が必要です。
具体的には、英語の動画やポッドキャストを聞いてインプットし、その後に内容を口に出して要約したり、自分の考えを英語で言ってみたりすれば、アウトプットの練習につながります。
さらに、シャドーイングやリピーティングなどの音声学習も効果的です。
インプットで得た知識をアウトプットすることで、記憶力が深まり、スピーキングやリスニングの実践力を向上させられます。
スキマ時間を活用する
英語学習を継続するうえで大きなハードルとなるのが、勉強時間の確保です。
下記の研究機関・大学が公表したデータによると、日本人が英語をマスターするのに必要な勉強時間は1,000~3,000時間程度です。
調査元 | 英語習得に必要な時間 |
---|---|
ケンブリッジ大学|Cambridge English | 1,000〜1,200時間 |
徳島大学|日本人の英語学習時間について | 2,590〜2,960時間 |
アメリカ国務省FSI|FSI言語難易度ランキング | 2,200時間 |
大阪公立大学|How Long Does It Take for Japanese Speakers to Learn English? | 2,200〜2,500時間 |
オックスフォード大学|A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success | 1,750時間 |
しかし、忙しい日常の中でも、スキマ時間を有効に使えば効率よく勉強を続けられます。
通勤・通学中に英語のポッドキャストを聞く、昼休みにアプリで単語を確認する、寝る前に10分だけリスニングをするなど、5〜15分程度の短時間でも積み重ねれば確実に英語力が向上します。
独学では、自分で習慣化しないと学習が止まってしまうので、1日の中で英語に触れるタイミングを意図的に決めてルーティン化しましょう。
自分に合った教材を見極める
独学で英会話を習得するために、自分に合った教材を見極めましょう。なぜなら、学習者のレベルや目的によって、最適な教材は異なるからです。
例えば、初心者なら中学英語の復習ができる文法書や、基本的なフレーズを学べる音声付き教材がおすすめです。
中学英語はマスターしている中級以上の方は、TED Talksやニュース英語、映画やドラマなどを活用して、実践的な表現を学びましょう。
また、モチベーション維持のためには「興味のあるテーマ」を取り扱った教材を選ぶことも大切です。
英会話を習慣化する
日常の中で習慣的に英会話を実践すれば、自然とスキルが身につきます。
1日数時間を一気に勉強するよりも、毎日10〜30分でもコツコツ続けることが英語力の向上につながります。
英会話サービスを提供している「プロリア」が実施したアンケート調査によると、オンライン英会話を1年以上続けている利用者の割合はわずか19%でした。

学習を習慣化するには、行動のきっかけをつくることが大切です。
例えば「朝コーヒーを飲みながら英語ニュースを読む」「歯磨き後に10分間のリスニングをする」など、既に習慣化されている行動に英語学習を紐づけると無理なく続けられます。
また、学習記録を残すと、日々の積み重ねを可視化できるので、達成感が生まれモチベーションを維持できます。
英会話を独学で習得する際におすすめの教材

英会話を独学で習得するには、自分に合った教材を見極めことが大切です。

実際に僕も利用したことがありますが、特に以下のサービスがおすすめです。
独学におすすめの教材 | 特徴 |
---|---|
トーキングマラソン![]() ![]() | ・1日5分から始められる英会話スマホアプリ! ・スマホ相手に納得できるまで何度でも練習可能! |
スタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)![]() ![]() | ・1回最短3分で始められるスキマ学習! ・スマホアプリで手軽に英会話を実践! |
初心者でも使いやすいおすすめ英会話教材
英会話初心者が独学を始める際には、まず「わかりやすさ」と「継続しやすさ」を重視した教材を選ぶことが大切です。
初心者には、下記のように音声付きで日常会話を中心に学べる英会話教材がおすすめです。
シンプルな会話から徐々に難易度が上がる構成なので、英語に不慣れな人でも安心して取り組めます。
また、イラストや日本語訳がついているテキストも多く、意味を把握しながら実践的な英語表現を身につけられます。
初心者のうちは、内容が簡単な教材からスタートし、徐々にステップアップしていきましょう。

独学に役立つ英語アプリ・サービス
スマートフォンアプリやオンラインサービスを活用すれば、独学でも効率よく英会話を習得できます。
「Duolingo(デュオリンゴ)」はゲーム感覚で英語を学べるアプリとして人気があり、毎日の学習を習慣化しやすい仕組みが魅力です。
「ELSA Speak」は、AIによる発音矯正機能を搭載しており、自分の英語がどれだけネイティブに近いかを即座にフィードバックしてくれます。
「YouTube」では「バイリンガール英会話」や「Hapa英会話」など、無料で良質なレッスン動画を視聴でき、リアルな英語表現や文化的背景も学べます。
これらのサービスはスキマ時間にも活用できるため、忙しい方でも無理なく継続できる点が魅力です。
文法と単語を効率よく学べる参考書・単語帳
英会話の基礎となる文法と語彙力を独学でしっかりと身につけるには、信頼できる書籍教材を活用しましょう。
文法学習には「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」や「Grammar in Use」シリーズが定番で、どちらも初心者にもわかりやすい構成と豊富な例文が魅力です。
単語帳であれば、「キクタン英会話」「DUO 3.0」「英単語ターゲット1900」など、シチュエーションごとの例文付きで覚えやすいものを選びましょう。
自分にとって「使いやすい」「続けやすい」と感じる教材を選ぶことが、学習を継続するコツです。
オンライン英会話やAI英語講師を併用するのもおすすめ
独学を基本としながらも、オンライン英会話やAI英語講師を併用すれば、アウトプットの機会を設けられます。
オンライン英会話サービスでは、下記のようにネイティブや日本人講師とのマンツーマンレッスンができるものを選びましょう。
中でも、生徒一人一人に合わせたカスタマイズマンツーマンレッスン【スパルタ英会話】では、専属コンサルティングが3カ月間徹底的にサポートしてくれるのでおすすめです。
また近年は、ChatGPTやAI英語講師との対話練習機能を活用して、「いつでも話せる英会話相手」を持てる時代になっており、発話の機会を大幅に増やせます。
実際に声を出して対話して、独学で学んだ単語や文法を「使える知識」として定着させましょう。

英会話を独学でマスターするための具体的ステップ

独学で英会話を勉強する際に「具体的に何から始めるべき?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
英会話を独学でマスターするために、下記のステップを踏みましょう。
1.中学英語の基礎から固める
英会話を独学でマスターするために、まずは中学英語の基礎から固めましょう。
多くの英会話初心者がつまずくのは、難しい単語やフレーズではなく、実はbe動詞や助動詞、時制の使い方などの初歩的な文法にあります。
中学英語は、日常会話の7〜8割をカバーできると言われており、この基礎がしっかりしていれば応用も効きやすいです。
基本をおろそかにせず、中学英語の基礎から身につけて、その後の学習効率を向上させましょう。
2.シーン別に使えるフレーズを覚える
効率的に英会話をマスターするには、よく使われる「決まり文句」や「定型フレーズ」を丸ごと覚える勉強方法が効果的です。
「自己紹介」「買い物」「レストラン」「道案内」など、使用頻度が高いシーンごとの英語表現をまとめて覚えておけば、実際の会話でもすぐに対応できます。
「Can I get ~?」「How much is this?」など、短くて使いやすい表現を繰り返し声に出して練習しましょう。
また、教材や英会話アプリに登場するダイアログを丸ごと暗記するのもおすすめです。フレーズ単体よりも「会話の流れ」で覚えれば、より実践的に使える英語が身につきます。
3.シャドーイングとディクテーションで実践力アップ
リスニングとスピーキングを同時に鍛えられるトレーニングとして、シャドーイングとディクテーションが効果的です。
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れてそのまま復唱する練習法で、ネイティブのイントネーションやリズムを覚えられます。
一方ディクテーションは、音声を聞いて聞こえた内容を一語一句書き起こす学習法で、細かい音の聞き取りや文構造の理解に役立ちます。
これらの勉強方法を組み合わせることで、「聞く力」と「話す力」の両方を向上させられるのです。
具体的には、英語のドラマやニュースを題材にしたり、英語学習アプリを使って反復練習したりする勉強方法を実践しましょう。
4.実際に英語を話す機会を設ける
どれだけ教材で学んでも、実際に話してみなければ英会話力は身につきません。独学でもスピーキングの練習ができるように、アウトプットの機会を設けましょう。
アウトプットの機会を設けるには、オンライン英会話の無料体験を活用したり、AIチャットや音声認識アプリを使って英語で話したりする方法がおすすめです。
また、英語日記をつけたり、自分の考えを英語で録音したりするのもアウトプットの練習として効果的です。
さらに、英会話カフェLanCulのような英会話を扱うコミュニティに参加すれば、実際の会話の中で自分の英語を試せます。
間違いを恐れず、積極的に口を動かして、英会話を上達させましょう。

英会話は独学で習得する際は目的に合った勉強方法を見極めよう!

現在は、独学でも英会話を十分にマスターできる時代です。
独学で英会話を勉強する際に重要なポイントは、正しい勉強方法と自分に合った教材を見極めることです。
基礎を固めたうえで、実践的なアウトプットを重ねれば、独学でも日常会話レベルの英語力を身につけられます。
また、シャドーイングやアプリの活用、オンライン英会話の併用など、独学の枠を超えた「ハイブリッド学習」も取り入れましょう。

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